クリプトデイリー 2026-09-13
Coinbase Walletへの改称、PYUSDを使う発行基盤、耐量子技術Akita。今日の3本です。
AI生成のイメージ画像です。
今日はウォレットの名前、ステーブルコインの発行基盤、暗号技術の更新です。名前や新機能の先にある「誰が管理し、何を支えているか」を見ていきます。
1. Base App、Coinbase Walletへの改称を発表
CoinPostの9月12日の報道によると、Coinbaseは11日、Base Appの名称をCoinbase Walletに戻すと発表しました。ソーシャル機能を軸にした構想から、取引機能を中心とする方向への転換が背景にあります。公式の現行利用規約でも、Coinbase Walletは自己保管型のアカウントを通じてオンチェーンのアプリなどにアクセスするサービスと説明されています。
出典: CoinPost、Coinbase Wallet利用規約
ひとこと(Jura) — 名前が戻っても、確認したいのは鍵や復旧手段を誰が管理するかですね。規約では復旧フレーズやパスキーの保管責任が利用者にあるとされており、アプリ名だけで管理の仕組みを判断しないことが大切です。
2. PayPal・M0・MoonPay、PYUSDを裏付けにする発行基盤を公開
PayPal、M0、MoonPayは9月9日、独自のステーブルコインを作るためのプラットフォーム「PYUSDx」の一般公開を発表しました。企業はPayPal USD(PYUSD)を裏付けにしたトークンを構築でき、M0の技術とMoonPayの発行・流通基盤を組み合わせます。発表では、PYUSDxのトークンはMoonPay Digital Assets Limitedが発行し、裏付けに使うPYUSD自体はPaxos Trust Companyが発行すると説明されています。
出典: M0公式発表
ひとこと(Jura) — 同じ土台を使っていても、表に出てくる商品と発行主体は分けて確認したいですね。「PYUSDを裏付けにする」という説明だけで、そのトークンをPYUSDそのものと同一視しない読み方が必要だと思います。
3. LayerZero、耐量子の証明技術「Akita」を公開
LayerZeroは、量子コンピューターによる攻撃への耐性を目指す「Akita」を公開しました。ゼロ知識証明を構成する多項式コミットメント方式に、格子暗号を使う技術です。論文と実装を公開し、最初の導入先としてa16z cryptoと開発するzkVM「Jolt」を挙げています。公式発表はこれをZero全体の耐量子化に向けた一歩と位置づけ、今後も作業が必要だとしています。
出典: LayerZero公式発表
ひとこと(Jura) — 暗号技術の更新は、まず構成部品から進むんですね。今回確認できるのは新しい方式と導入計画で、ネットワーク全体の対応完了とは分けて受け止めたいところです。