クリプトデイリー 2026-10-03

bitFlyer、10月15日から入金後48時間の暗号資産送付を制限する「クールダウン」/SMBC日興証券、国内投資家向けDeFi基盤「DeFi Gateway」の開発へ/レイヤー2「ブラスト」が運営終了、通常の引き出しは10月26日まで。今日の3本です。

丸いコインのキャラクターがベンチに座って大きな砂時計のそばで待ち、隣に盾のマークがついた閉じた門がある、送付前の待機期間を表した概念イラスト AI生成のイメージ画像です。

今日は「国内取引所の送付ルール」「証券会社のDeFi参入」「レイヤー2の店じまい」の3本です。どれも相場ではなく、口座や資産の置き場所について「いつまでに・何を確かめるか」が変わるニュースですね。

1. bitFlyer、10月15日から入金後48時間の暗号資産送付を制限する「クールダウン」

bitFlyerは、本人確認の完了から90日未満の個人顧客を対象に、日本円の入金後48時間は暗号資産の外部送付を制限する「クールダウン」を10月15日に導入します。制限されるのは入金額から10万円を差し引いた額に相当する暗号資産で、10万円以下の入金は対象外です。すでに口座を開設済みの顧客も条件に当てはまれば対象となり、複数回入金した場合は入金ごとに48時間が個別に数えられます。日本円の入出金、暗号資産の売買・保有・受け取りは制限されず、クイック入金分には別途7日間の送付制限が適用されるとされています。目的は詐欺被害や不正な資金移動の防止で、顧客側の手続きは不要です。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — 口座を作ったばかりの人が、入金してすぐ別のウォレットや取引所へ送る使い方をしているなら、10月15日以降は「入金から48時間」と「10万円」の2つの数字を頭に入れておくとつまずかないと思います。売買自体は止まらないので、影響が出るのは外部送付のタイミングだけですね。

2. SMBC日興証券、国内投資家向けDeFi基盤「DeFi Gateway」の開発へ

SMBC日興証券とブロックチェーン開発会社のNethermindは10月2日、Uniswap Labs、Base、Nyx Foundationと覚書を締結し、規制対応型の流動性プール「DeFi Gateway」の開発に着手すると発表しました。Uniswap v4の「フック」機能を使い、AML・CFT(マネーロンダリング・テロ資金供与対策)と投資家保護の仕組みを組み込む設計で、開発完了は2027年半ばを目指すとしています。対象はステーブルコインや実世界資産(RWA)を含むデジタル資産で、AIを活用した「エージェント型ボールト」やAI決済プロトコルx402との統合も予定されています。両社は2026年3月に構想を公表しており、SMBC日興証券は2月にDeFiテクノロジー部を新設していました。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — DeFiは誰でも使える反面、相手が誰かを確かめない仕組みだったので、「本人確認や規制対応を組み込んだプール」を証券会社が作るというのは構造としての変化だと思います。完成目標は2027年半ばなので、いま何かを使える話ではなく、国内の金融機関がDeFiとどう接続しようとしているかの道筋として見ておくのがよさそうですね。

3. レイヤー2「ブラスト」が運営終了、通常の引き出しは10月26日まで

イーサリアムのレイヤー2「ブラスト(Blast)」が10月2日、運営終了を発表しました。チェーンの維持費が収益を上回り、持続可能な運営への具体的な道筋が見えないことが理由とされています。ユーザーには資産をイーサリアムのメインネットへ引き出すよう呼びかけており、通常のインターフェースでの引き出し期限は10月26日です。期限後もブリッジのコントラクトを直接操作すれば引き出せるとされ、その手順は期限前に公開される予定です。預かり資産は一時23億ドルを超えていましたが、発表時点ではピーク時から約3割減っていたとされています。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — レイヤー2は「速くて安い」ことに目が行きがちですが、運営が続かなければ資産をメインネットへ戻す作業が利用者側に発生する、ということがよくわかる例だと思います。心当たりのある人は、まず10月26日という期限と、自分の資産がブラスト上のどこにあるかを確認しておくと安心ですね。

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。