クリプトデイリー 2026-10-07
bitFlyer、本人確認後90日未満の個人に送付の「クールダウン」を10月15日から導入/国内暗号資産の8月現物取引高は7643億円、前月比13.4%増=JVCEA/イーサリアムL2「Abstract」、12月15日にチェーン閉鎖へ。今日の3本です。

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今日は「送付の新しい制限」「国内の取引統計」「チェーンの閉鎖」の3本です。どれも、口座やウォレットを持っている人が自分の手元のルールとして確認しておきたい話だと思います。
1. bitFlyer、本人確認後90日未満の個人に送付の「クールダウン」を10月15日から導入
bitFlyerは10月2日、詐欺被害や不正な資金移動を防ぐ目的で「クールダウン」を導入すると発表しました。対象は本人確認の完了から90日未満の個人利用者で、10月15日から適用されます。日本円の入金後48時間は、直近48時間以内に入金した日本円の合計額(手数料を除く)から10万円を差し引いた金額に相当する分の暗号資産を、外部アドレスへ送付できなくなります。対象の入金額が10万円以下なら制限はなく、各入金から48時間が経つと順次解除、本人確認完了から90日を過ぎると対象外です。クイック入金分には別途7日間の送付制限があり、日本円の入出金や暗号資産の売買・保有・受取は制限されず、利用者側の手続きも不要とされています。
出典: あたらしい経済
ひとこと(Jura) — 制限されるのは「入金してすぐ外へ送る」動きだけで、買うこと自体は止まらない、という線引きですね。口座を作ったばかりの時期に「送ってくれれば増やす」と持ちかけられる詐欺の典型を、時間差でせき止める作りだと読めます。新しく始めた人は、外部ウォレットへ移す予定があるなら48時間と10万円の基準を先に頭に入れておくと戸惑わないと思います。
2. 国内暗号資産の8月現物取引高は7643億円、前月比13.4%増=JVCEA
日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)は10月2日、2026年8月の月次統計を公表しました。現物取引高は7643億5300万円で、前月(訂正後6741億8000万円)から13.4%増えた一方、前年同月の2兆70億4900万円からは61.9%減っています。銘柄別ではBTCが4628億6400万円で全体の約60.6%を占め、ETH・XRPと合わせた上位3銘柄で約92.2%でした。証拠金取引高は7465億3800万円(前月比19.0%増)、8月末の設定口座数は1447万1551口座、稼働口座数は897万5519口座です。
出典: あたらしい経済
ひとこと(Jura) — 前月比では増えていても、前年同月と比べると6割以上少ない、という二つの見え方が同時に出ている月ですね。取引の6割がBTC、上位3銘柄で9割強という偏りは、国内で実際に売買されている銘柄の幅を知るうえで覚えておきたい構造です。口座数のような「持っている人」の数と、取引高のような「動いている量」は別の指標として見るのがよさそうです。
3. イーサリアムL2「Abstract」、12月15日にチェーン閉鎖へ
消費者向けの暗号資産に特化したイーサリアムのレイヤー2「Abstract(アブストラクト)」が、12月15日にチェーンを閉鎖すると発表しました。理由として、DeFiエコシステムの小ささ、流動性の薄さ、機関投資家との接点の乏しさなどで成長が停滞し、消費者向けに特化したチェーンは単独では持続できないと判断したことを挙げています。ユーザーは閉鎖日までに資産をチェーン外へ移す必要があり、移行手段としてマイグレーションハブとネイティブブリッジ(3時間の遅延が見込まれる)が用意されます。あわせて、偽の移行サイトやなりすましのDMへの注意も呼びかけています。
出典: CoinPost
ひとこと(Jura) — チェーンそのものが終わると、そこに置いた資産は自分で外へ移さない限り取り残される、というのがL2を使ううえでの構造上の注意点ですね。こうした閉鎖の告知は「移行はこちら」を装う偽サイトが出やすい場面でもあるので、移行先は公式の案内から辿るのが基本だと思います。