守り方

Coincheckの2段階認証|設定・機種変更・ログインできないときの解除を公式FAQで確かめる

Coincheckの2段階認証を公式FAQの記載だけで整理します。使える認証アプリと設定の入口、セットアップキーの控え方、機種変更前の移行、コードが通らないときの確認順、ログインできない場合の解除手続きまで。

机の上に置かれた2台の端末と、小さな鍵を載せた手帳が並ぶ落ち着いた場面
AI生成のイメージ画像です

Coincheckの2段階認証は、設定するときにセットアップキーを控えておくかどうかで、端末を替えたときの戻し方が大きく変わる設定です。

確認日: 2026年10月12日。この記事はCoincheckのFAQ(2段階認証の項目)と日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の注意喚起の記載を対象とし、他社との比較や銘柄の話は扱いません。

本文の公式リンクは広告ではありません。ヒーロー画像はAI生成のイメージです。

1. 先に知っておく前提:Coincheckの「2段階認証」は認証アプリによる認証

CoincheckのFAQは、認証アプリを使った認証を「2段階認証」と呼んでいます。SMSで届くコードとは別の仕組みで、スマートフォンに入れた認証アプリが表示する6桁のコードを入力します。目的は、第三者によるログインや送金を防ぐことだと説明されています。

注意点として、認証アプリがスマートフォンから消えたり、端末が使えなくなったりすると、コードを表示できずログインできなくなります。このとき自分で戻せるかどうかは、後述するセットアップキーの控えと、登録メール・登録電話番号の状態で決まります。設定する前に、この記事の4章と5章まで目を通しておくと手戻りが減ります。

出典: Coincheck:iOSアプリ:2段階認証の設定方法

2. 使える認証アプリと設定の入口

確認日時点のFAQでは、iOSアプリでの設定に使える認証アプリとして次の3つが挙がっています。どれが優れているかを示すものではなく、FAQの記載を並べたものです。

認証アプリ FAQの記載
Google Authenticator 設定・復元手順の説明で例として使われている
Authy 使用できるアプリとして記載
パスワードマネージャー iOS 15以降。iCloudでの移行手順が案内されている

設定の入口は、Coincheckアプリ下部の「本人確認」または「ウォレット」から、右上の人型アイコン(アカウント)を開いた画面です。「2段階認証が未設定です」と表示されていれば、「設定」または「2段階認証設定 未設定 >」から画面の説明に沿って進みます。設定済みなら「設定済み」と表示されます。

設定の流れでは「①セットアップキーをコピー」の右側のボタンでキーをコピーし、「②認証アプリを起動」または「パスワードマネージャーを起動」で利用するアプリへ進みます。その後の操作はアプリごとの説明ページに従います。Androidアプリや、パソコンとスマートフォンを使う設定方法にも別のFAQページがあります。

口座開設の流れのどこで設定を済ませるかは、Coincheckの始め方でまとめています。

出典: Coincheck:iOSアプリ:2段階認証の設定方法、Coincheck:Androidアプリ:2段階認証の設定方法

3. セットアップキーは、設定のときに控えておく

FAQは、コピーしたセットアップキーをメモアプリやパスワード管理ツールに貼り付けて保管するよう案内しています。機種変更や急なトラブルの際に、自分でアカウントを引き継ぐために使うものです。

控えたキーで復元する手順は、Google Authenticatorを初めて起動する場合を例に、次のように説明されています。

  1. 「開始」から「アカウントなしでAuthenticatorを使用」を選ぶ
  2. 「コードを追加」から「セットアップキーを入力」を選ぶ(画面右下の+ボタンからも選べる)
  3. 「アカウント」欄に任意の名前(例として「Coincheck 2段階認証」)を入力する
  4. 「キー」欄に控えたセットアップキーを入力し、「時間ベース」は変えずに「追加」を選ぶ

FAQの補足では、手順1でGoogleアカウントにログインすると、2段階認証のデータがそのアカウントにバックアップされ、アプリを削除しても再インストール後のログインで復元できるとされています。

注意点として、2段階認証を解除すると、それまで保管していたセットアップキーは無効になります。解除して再設定した場合は、新しく表示されたキーを保管し直す必要があります。控えの置き場所の考え方は暗号資産の守り方でも触れています。

出典: Coincheck:セットアップキーを使った2段階認証の設定方法

4. 機種変更の前に確認する分岐

端末を替えるときの手順は、旧端末の認証アプリが使えるか、セットアップキーの控えがあるか、登録メールとSMSを受け取れるかで分かれます。FAQの記載を、確認する順番に並べると次のとおりです。

端末が替わる・使えなくなったときは、上から順に確かめます。旧端末の認証アプリは使える?コードが表示されるか使える機種変更前に移行手続き、新端末で設定する使えないセットアップキーの控えは?控えあり認証アプリにキーを入力して復元控えなし登録メールとSMSを受け取れる?受け取れる → 「解除手続きに進む」で自分で解除 → 再設定受け取れない・ボタンが出ない → 問い合わせフォームから連絡
Coincheckの公式FAQに記載されている分岐を整理したもの。端末を紛失・盗難された場合は、別途問い合わせフォームから利用制限を依頼できる。画面の名称と手順の詳細は公式FAQで確認する。

FAQの基本の流れは、機種変更前の端末で移行手続きをし、機種変更後の端末で2段階認証を設定することです。Google Authenticatorを使っている場合は、アカウントの引き継ぎ方法を説明した別のFAQページが案内されています。

iOSのパスワードマネージャーを使っている場合は、旧端末でiCloudを使ってパスワードをバックアップし、新端末へiCloudで移行したうえで、App StoreからCoincheckアプリを入れてログインし、移行したパスワードで2段階認証を行う流れです。

この案内は、メールアドレスや電話番号を変えずに機種変更だけを行う場合のものです。番号やメールも変える場合は、組み合わせごとに別の手順ページがあります。2段階認証が未設定のまま電話番号を変えて旧番号が使えない場合や、登録メールアドレスが使えなくなった場合は、問い合わせフォームからの連絡が必要とされています。

出典: Coincheck:機種変更:2段階認証の設定を移行する

5. コードが通らないときの確認順

FAQは、2段階認証でログインできない場合の確認を次の順で案内しています。ログイン以外の場面で2段階認証が通らないときにも同じ対処が有効だとしています。

  1. 認証アプリを開き、最新のコードを入力する(コードは30秒ごとに更新され、古いコードは使えない)
  2. 入力中にコードが切り替わった場合は、切り替わりを待ってから新しいコードを入力する
  3. 端末の時刻の自動設定がオンになっているか確認する(十数秒程度のずれでも通らない場合がある)
  4. 機種変更していて旧端末に認証アプリが残っていれば、そのコードを試す

これで通らない場合は、2段階認証を解除して再設定する方法を検討するよう案内されています。2段階認証全般の考え方は二段階認証の設定手順で、ログインまわりの確認は取引所にログインできないときで整理しています。

出典: Coincheck:2段階認証によるログインができません

6. 解除する手順は、ログインできるかどうかで分かれる

ログインできる場合の解除は、Coincheckアプリからはできず、パソコンまたはスマートフォンのブラウザでWebサイトにログインして行います。FAQの流れは、2段階認証の設定画面で認証アプリの6桁のコードを入力し、「設定解除」を選び、パスキー認証を設定していれば画面の指示に従って認証する、というものです。「2段階認証の解除が完了しました」と表示されれば完了です。

ログインできない場合は、登録メールアドレスでメールを受け取れることと、登録電話番号でSMSを受け取れることの両方が前提です。アプリまたはWebでメールアドレスとパスワードを入力したあと、「認証コードがエラーになる / 不明の場合」から「解除手続きに進む」を選びます。届いたメールの解除用URLを開き、「2段階認証の解除」画面でSMSの6桁のコードを入力すると解除されます。

前提を満たさない場合や「解除手続きに進む」が表示されない場合は、自分の操作では解除できません。FAQは、問い合わせフォームのプルダウンで「ログイン」>「2段階認証」>「2段階認証を解除したい」を選んで連絡するよう案内しています。

解除後について、FAQは再設定を勧めています。認証アプリに古いコードが残っている場合は、再設定の前に削除するよう注記されています。

出典: Coincheck:2段階認証の設定を解除する方法について教えてください、Coincheck:ログインができない場合の2段階認証の解除方法

7. 端末をなくしたときと、設定しても残るリスク

認証を設定した端末を紛失・盗難された場合について、FAQは、第三者の操作を防ぐためにアカウントへ取引制限をかけられると案内しています。問い合わせフォームのプルダウンで「不正ログイン・盗難・紛失」>「端末を盗難・紛失したため利用制限を希望」を選び、詳細を具体的に書いて送信する流れです。

2段階認証を設定しても、偽サイトに自分でコードを入力してしまう経路は残ります。JVCEAは2025年5月23日の注意喚起で、多要素認証が提供されている場合は必ず設定すること、パスワードを使い回さないこと、公式サイトをブックマークしてアクセスすること、見覚えのある送信者からのメールやSMSでも記載されたリンクを開かないこと、身に覚えのないログインや取引があれば利用している交換業者に確認することを挙げています。

次に確認することは、アカウント画面で2段階認証が「設定済み」かを確かめ、セットアップキーの控えがどこにあるかを、機種変更の予定より前に確認することです。

出典

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。手数料・サービス内容の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。