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年間取引報告書のダウンロード方法|GMOコイン・bitbank・Coincheckの公式ヘルプで確かめる取得場所と使い方

暗号資産の年間取引報告書をどこで取得するかを、GMOコイン・bitbank・Coincheckの公式ヘルプと国税庁のFAQの記載だけで整理します。報告書を発行していない場合の取引履歴CSV、報告書に載らない取引、計算書への使い方まで。

机の上に置かれた無地の紙のフォルダーと、クリップで留めた白紙の書類の束、鉛筆と卓上ライト
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年間取引報告書は多くの交換業者で年明けに電子交付され、ログイン後の会員ページから取得しますが、業者によっては報告書そのものを発行しておらず、取引履歴のCSVから自分で数字を集める必要があります。

確認日: 2026年10月9日。この記事はGMOコイン・bitbank・Coincheckの公式ヘルプと、国税庁の「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」(令和7年12月最終改訂)の記載を対象とし、個人の現物取引に関する書類の取得までを扱います。申告の要否や個別の税額は判定しません。

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1. 先に知っておく注意点:報告書だけで損益が出るとは限らない

取得方法の前に、つまずきやすい点を先に確認します。まず、年間取引報告書は郵送されません。GMOコインは書面の送付を行わず電子交付のみとしており、bitbankも郵送での交付は行っていないと案内しています。

次に、報告書に売買損益がそのまま書かれているとは限りません。GMOコインのヘルプは、年間取引報告書には現物取引の売買損益の表示はなく、記載の項目を参考に利用者自身で計算するよう求めています。

3つめに、報告書を発行していない業者もあります。CoincheckのFAQは、確定申告用の報告書は発行していないとし、取引履歴のCSVを取得して1月1日から12月31日までの損益を計算するよう案内しています。

最後に、取得できる画面が限られる場合があります。GMOコインの年間取引報告書はスマートフォンアプリでは確認できず、CoincheckのCSVはPCのブラウザからのみ取得できると案内されています。年明けに慌てないよう、口座を持っている業者ごとに場所を先に確かめておくのが安全です。

出典: GMOコイン:年間の損益が記載された書面は自宅に郵送されますか、Coincheck:確定申告用の報告書は発行してもらえますか?

2. 年間取引報告書とは:国税庁が交付を依頼している書類

年間取引報告書は、1年間の暗号資産の購入・売却の数量や金額をまとめた書類です。国税庁のFAQは、平成30年1月1日以後の取引について、国税庁から暗号資産交換業者に対して年間取引報告書の交付をお願いしていると説明しています。

① 使っている業者ごとに、年間の数字を集めます。GMOコイン会員ページの【明細】→【帳票】でPDFを確認アプリでは確認できないbitbankログイン後の資産画面からダウンロード郵送での交付はないCoincheck確定申告用の報告書は発行していないと案内取引履歴CSVを月ごとに作成② 国税庁の「暗号資産の計算書(総平均法用)」に購入・売却の数量と金額を入れる複数の業者を使っている場合は、業者ごとの数字を同じ計算書にまとめる③ 報告書に載らない取引は、取引履歴や銀行口座の入出金から自分で確認する国外の業者・個人間の取引、各社の報告書が対象外としている付与や手数料など
各社の公式ヘルプと国税庁のFAQの記載をもとに、取得から計算までの順番を並べた一例。メニュー名や交付時期は変わることがあるため、取得の前に各社のヘルプで確認します。

FAQが挙げる主な記載事項は次のとおりです。業者によって様式が異なる場合があるとの注記があります。

項目 FAQの説明の要点
年始数量・年末数量 その年の1月1日現在、12月31日現在の保有数量
年中購入数量・年中購入金額 その年の購入数量と購入金額(取得価額)
年中売却数量・年中売却金額 その年の売却数量と売却金額
移入数量・移出数量 購入・売却以外で口座に受け入れた数量、口座から払い出した数量
損益合計・支払手数料 証拠金取引の損益の合計額、業者に支払った手数料の額

FAQは、交換業者で暗号資産同士を交換した場合、手放した側は「年中売却」に、取得した側は「年中購入」に、それぞれ取得した暗号資産の時価で表示されるとしています。手元に報告書がない場合は交換業者に(再)交付を依頼するよう案内しており、平成29年以前は交付されない場合があるとの注記もあります。

税金の全体像は仮想通貨の税金はいくらからで、国税庁の資料に沿って整理しています。

出典: 国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)

3. GMOコイン:会員ページの【明細】から【帳票】

GMOコインのヘルプによると、会員ページにログインしたあと、【明細】-【帳票】内の「年間取引報告書」で確認します。交付は翌年の1月中旬以降で、年度により時期が変わる場合があるとされています。

検索のときの注意点があります。報告書の受信日は対象年の12月31日(同社の最終取引日)になるため、その日が含まれるように期間を選んで検索します。1年以上前の報告書は【期間指定】で期間を選びます。書面はPDFで交付され、スマートフォンアプリでは確認できないため、ウェブブラウザから会員ページに進みます。

報告書に含まれないものもあります。同社の「見方」のページは、ハードフォークやエアドロップに関する日本円の付与、貸暗号資産で発生した手数料、キャンペーンによる日本円の付与などは含まれないとし、各サービスの取引履歴で確認するよう案内しています。年首・年末の残高をどの時点で取っているかも同じページに書かれています。

個別の取引を確認したい場合は、【明細】-【CSV】で[CSVを作成]を選んで[実行]し、作成完了後に[CSVダウンロード]で保存します。対象年の取引最終日より前に作ったファイルは作成時点までのデータで、後日ダウンロードし直しても自動では更新されないため、更新ボタンで作り直します。

口座開設の流れはGMOコインの始め方で、公式ヘルプに沿って整理しています。

出典: GMOコイン:年間取引報告書はどこで確認できますか、GMOコイン:年間取引報告書の見方について教えてください、GMOコイン:取引履歴をダウンロードすることはできますか

4. bitbank:ログイン後の資産画面

bitbankのヘルプによると、年間取引報告書はログイン後の資産画面からダウンロードできます。例年1月中旬ごろに最新版が交付され、交付完了は同社のブログで知らせるとしています。報告書の確認にはPCを推奨しています。

同社は、年間取引報告書を取引所での取引について提供しているとし、対象は該当する年の1月1日から12月31日までの取引です。項目はJPY建てとBTC建てに分かれています。BTC建ての取引がある場合は、取引時点のBTCの価格を確認して円換算したうえで計算する必要があると案内しています。

売却した年より前の年に購入した暗号資産を売却した場合の注意もあります。ヘルプは、売却した暗号資産の中に前々年以前に購入したものが含まれている場合、その購入額も損益計算に含める必要があるとしています。

個別の履歴は「データ」ページから、取引所の注文履歴・約定履歴と販売所の売買履歴をCSVでダウンロードできます。通貨ペアと期間を指定して「抽出」し、完了後にダウンロードする流れで、ブラウザとアプリの両方で使えます。約定履歴は24時間前までの履歴が対象で、販売所の売買履歴のダウンロードは最大500件と案内されています。取引所と販売所の違いは取引所と販売所の違いで扱っています。

口座開設の流れはbitbankの始め方にまとめています。

出典: bitbank:年間取引報告書はどこで確認出来ますか?、bitbank:年間取引報告書を使って損益を計算したい、bitbank:年間取引報告書の見方について教えてください、bitbank:取引履歴をダウンロードしたい

5. Coincheck:報告書の代わりに取引履歴のCSVを月ごとに作る

CoincheckのFAQは、確定申告用の報告書は発行していないと案内しています(同FAQの更新日は2026年7月10日)。代わりに、取引履歴ページから取引履歴のCSVを取得し、損益計算には国税庁のページで提供されているエクセルファイルを参照するよう示しています。

CSVの取得手順は次のとおりです。

  1. PCのブラウザでCoincheckにログインする
  2. 画面左のメニューの「アカウント」から「取引履歴」に進む
  3. 取得したい月の「ファイル作成」を押す(期間は月単位)
  4. 作成が終わると表示される「ダウンロード」を押して保存する
  5. ZIP形式のファイルを解凍し、中のCSVを表計算ソフトで開く

注意点として、アプリやスマートフォンのブラウザからは利用できません。当月分は作成時点までの履歴のため、確定した履歴が必要な場合は翌月に前月分として取得するよう案内されています。また、この「業界標準フォーマット」には貸暗号資産アカウントのステーキング報酬の受取履歴は含まれず、「暗号資産報酬履歴」で確認するとされています。

1年分をそろえるには12か月分のファイルを作ることになるため、年明けに一度にまとめるより、月ごとに取得しておくと手間が分かれます。口座開設の流れはコインチェックの始め方で整理しています。

出典: Coincheck:確定申告用の報告書は発行してもらえますか?、Coincheck:業界標準フォーマットでの取引履歴(CSV)の取得方法を教えてください

6. 取得した報告書の使い方と、載らない取引

国税庁のFAQは、年間取引報告書の該当欄の数字を、国税庁ホームページに掲載している「暗号資産の計算書(総平均法用)」に入力すれば、簡便に所得金額を計算できると説明しています。複数の業者から報告書を受け取った場合も、同じ計算書に業者ごとの購入・売却の数量と金額を並べて入力する例が示されています。

一方で、報告書に載らない取引は自分で確認する必要があります。FAQは、国外の交換業者や個人間の取引について、購入や売却に使った銀行口座の入出金の状況、取引の履歴と交換業者が公表する取引相場などから、取得価額や売却価額を確認する方法を挙げています。外部のウォレットに送った暗号資産の扱いは、送金の仕組みとあわせて暗号資産の送金の仕組みで整理しています。

計算書への入力や申告の判断で迷う点は、国税庁の相談窓口や税務署、税理士に確認する対象です。bitbankのヘルプも、同社は税務に関する助言を行う立場にないとして、専門家や官公署への問い合わせを案内しています。

出典: 国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)、国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について(令和7年12月)、bitbank:確定申告での年間取引報告書の利用方法

7. 次に確認すること

まず口座を持っている業者を書き出し、それぞれが年間取引報告書を発行しているか、取得できる画面がブラウザかアプリかを公式ヘルプで確かめるのが起点です。そのうえで、報告書に載らない取引(他社・国外・個人間・外部ウォレット)がないかを洗い出し、国税庁の計算書に入れる数字をそろえます。

出典

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。手数料・サービス内容の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。